雜誌「皇道」の編修人たりしことをもつて追放しようとはかつたが、この「皇道」がわく外にあることがわかると、これを拡げて平野氏をかけようとしたのである。こうまでもしなければならぬ理由が、どこにありましようか。
これに対して、雜誌「皇道」の発行兼編修人たることに関連いたしまして、一旦昨年の五月九日に資格の審査を通過しておつた平野さんの資格が、再び新しく審査の対象になつてきましたのは、まつたく別個の徑路をたどつたものであります。(「その理由を言え」と呼び、その他発言する者あり)罷免の有無にかかわらず、近い將來に再審させらるべき運命にあつたのであります。